囲い

銀冠穴熊の手順と組み方のポイント

 

銀冠穴熊は、穴熊の堅さだけでなく、銀冠の縦から攻めにも強いメリットを持っています。
振り飛車側が、銀冠に組んでも、玉頭戦で負けないようになっています。
また、しっかり組み上げてしまえば、攻め込まれることを気にしないで、攻めに集中することができるのは、攻め好きには嬉しいのではないでしょうか。

一方で、横からの攻めが多少弱くなっている面もあります。
4一に銀を打ち込まれると、要の金に当たりがきます。
また、通常の穴熊より、組むのに手数がかかるのもデメリットです。

概要

囲いの名称 銀冠穴熊
読み方 ぎんかんあなぐま
自分の戦法 居飛車
相手の戦法 振り飛車
長所 縦から攻めにも強い
短所 横からの攻めが多少弱くなっている
組むのに手数がかかるのも

銀冠穴熊の手順

一般的な銀冠穴熊の手順です。

▲７六歩 ▽８四歩 ▲１六歩 ▽６二銀 ▲１五歩 ▽５四歩 ▲６八飛 ▽３二銀 ▲７七角 ▽２四歩 ▲４八玉 ▽２三銀 ▲３八銀 ▽３一角 ▲３九玉 ▽５三銀 ▲７八銀 ▽４二玉 ▲２六歩 ▽３二玉 ▲２七銀 ▽２二玉 ▲３八金 ▽３二金 ▲５八金 ▽８五歩 ▲６六歩 ▽７四歩 ▲６七銀 ▽９四歩 ▲２八玉 ▽７三桂 ▲４六歩 ▽５一金 ▲４七金 ▽４一金 ▲３六歩 ▽１二香 ▲５六歩 ▽１一玉 ▲５八銀 ▽２二金 ▲５七銀 ▽３二金 ▲４五歩 ▽３四歩

銀冠穴熊を組むためのポイント

銀冠のような形

▽２四歩→▽２三銀で銀冠穴熊の特徴である形を作る。
これで、縦からの攻めにも強くなる。

金で締める！

通常の穴熊と違い、▽２二金で穴熊を閉める。